ビットコインとは?仮想通貨でできることを解説
ビットコインとはインターネット上で発行や取引される仮想通貨(暗号通貨)のひとつです。
「仮想」という言葉から実態のない通貨というイメージを持たれてしまうこともありますが、日本円やドルと同じように使うことができるのが仮想通貨です。
いわゆる「普通の硬貨・紙幣」と最も異なる点は硬貨や紙幣のような手で触れられないことです。インターネット上に存在する通貨のため、例えばランチの料金を店舗で支払う際にはスマホを使って送金します。
まだ実生活でビットコインを使ってお買い物や割り勘などできる機会は少ないですが、調査では日本人の8割以上が聞いたことのあるビットコインはどんなことができるのか。
大きく3つにわけて見ていきましょう。
【決済】買い物などの代金の支払い
ショッピングや食事などの代金を支払うときあなたはどうやって支払っていますか?現金やsuicaなどの電子マネー、クレジットカードなどの支払い方法を使い分けていると思います。
ビットコインも同じように1,000円の代金の場合は、1,000円相当のビットコインを支払うことができます。
ビットコインで支払うときの流れはデビットカードととてもよく似ています。デビットカードの場合は銀行の預金口座から代金分のお金を支払うという流れですが、ビットコインの場合も取引所の口座から代金分のビットコインが引き落とされます。
また支払い方法ですがクレジットカードやデビットカードのようなカードは存在しないため、スマホに専用アプリをダウンロードして店舗の端末をタッチするなどの方法になります。
まだまだビットコインを使えるお店が少ないため、まわりの人でビットコインで支払う人を見たことがないと思います。ビックカメラの一部店舗でビットコインで支払いが可能になったニュースなどを聞く程度でしょうか。
しかしビットコイン含む仮想通貨での支払えるようになる店は今後増えていくと考えらています。現在店舗でクレジットカードを使うと、3〜5%の手数料を店舗側はクレジットカード会社に支払っています。
これがビットコインで決済をした場合は手数料が1%前後のため、店舗側としてもクレジットカードより仮想通貨を使ってくれたほうが手数料を抑えることができるのです。
ちょっと便利になるくらいでは人はなかなか動かないものですが、儲かると分かれば一気に動くのも人なので予想よりも早くビットコインなど仮想通貨を使用できる店舗が増えていくでしょう。
【投資】ビットコイン売買で利益を得る
現在ビットコインを持っている人の多くは投資目的です。2017年10月より金融庁による仮想通貨取引所の審査制が開始され、より安心して仮想通貨を売買できるようになったことも投資を促進している要因になっています。
またビットコインは価格の変動性が高く、一日で30%の変動が見られることも当たり前な状況です。この変動性の高さが投資心をくすぐるのでしょうか。世界的に見ても日本は仮想通貨取引量が多い国となっています。
ビットコインなど仮想通貨は数百円から買うことができ、またみんなが欲しくなれば高くなり、そうでなくなれば下がるとわかりやすいので手軽に投資できることができます。
またFXなどと同じように証拠金取引(レバレッジ)が可能な取引所もあるため、国内では最大25倍のレバレッジをかけて運用することもできます。
仮想通貨市場は年単位で見ると右肩上がりで成長しているため、メジャーな仮想通貨を複数保有しているだけで資産が増えている可能性があります。細かくトレードせずに、植物を育てるようにただ成長しているを見て楽しんでいる人も多くいるのも仮想通貨投資の面白い点です。
【送金】ビットコインを他者に送る
送金の手段として使われるビットコインには手数料の安さという魅力があります。
銀行などの海外送金サービスを使うと1度につき3000円前後の手数料が発生してしまい、これは海外送金を頻繁にする個人や会社にとってはかなりの負担になっています。
しかしビットコインであれば持っているビットコインを相手の口座に送金し、受け取った相手がそのビットコインを現地の通貨に替えるだけで済みます。これは利用する取引所などにもよりますが、時間にして10分もかからず、費用も数十円から数百円程度になります。
手間も費用もビットコインなど仮想通貨のほうが便利なため、とくに現状不満の大きい海外送金を仮想通貨が代替するのではないかと言われています。このことに着目し、海外送金をより早くできるようにした仮想通貨も登場しています。